サウンドセラピーは、音楽療法の亜流です。
音楽療法が純水に音楽のみであるのに対して、サウンドセラピーは音楽以外の音に主力を置いています。
例えば、鳥の鳴き声等々の癒しの力があると考えられている高周波数領域の音などに特に注目して音作りをしています。
さらに、バイノーラル等のテクニックを使用しています。
サウンドセラピーの歴史
人間は有史以来、音やサウンドをいやしの方法として使用してきました。
代替医療の権威であるアンドリュー・ワイル博士によれば、サウンド(音・音楽)と健康には因果関係があるとのことです。
「ドイツ語の形容詞で、サウンドとは欠点のない完全なという意味で、これを拡大解釈すれば、健康ということになります。
また、ラテン語の名詞で、サウンドとは耳を刺激する振動のことです。
英語の形容詞で、サウンド(Sound)は”健全な”、つまり健康という意味です。」
語源の違いはありますが、古人は、音楽・音と健康には何らかの因果関係あるものと本能的に感じていたようです。
さらに、アンドリュー・ワイル博士は、ある種の音楽(振動・周波)にはヒーリング(いやし)を促進する力があると考えています。
音楽療法 ミュージックセラピー
「音楽療法とは、精神的・肉体的健康の回復、維持、改善といった治療目的の達成のために音楽を使用することです。・・・
アメリカでは、1980年から音楽療法士が活躍し始めるようになりました。
数十年前のデータでは、全米で5,000人以上の音楽療法士が病院、クリニック、デイケア施設、学校、メンタルヘルスセンター、刑務所、個人開業など
のセッティングで働いています。」
(ミュージックセラピー入門、Davis, Gfeller, Thaut, McGraw-Hill, 1999)
サウンドセラピー
振動医学の開拓者の一人に、英国の医者であるピーター・ガイ・マナーズが上げられます。
ニ、三十年以上前になりますが、博士が発見したことは、人体のすべての正常な器官や組織には、健全な共鳴周波数があるということです。
この周波数が変わるといわゆる病気と呼ばれるものになります。
そこで健康を回復させるために、身体のある特定部分の健全な状態に関係した周波数パターンを送り込むという装置を開発しました。
この装置を使用して、その領域を活性化させ、バランスを取り戻させるというものです。
一方、30年以上前に、フランス人耳鼻科専門医のアルフレッド・トマティスは、独自の音響-心理-音韻論に基づいて”電子耳”を開発しました。
トマティス博士は、1970年までパリで開業していましたが、”電子耳”を使ってろ過処理を施した音楽を使って、発達遅れ、言語障害、社会不適応、自閉症などの
子供達の治療を行ない、かなりの成果を上げました。
現在、博士の意志を継承した弟子達が、世界各国でトマティスセンターを運営しています。
日本にも、トマティスセンターの本部が飯田橋にあります。
要するに、サウンドセラピー(音療法)も音楽療法(ミュージックセラピー)も目的はセラピーであり、脳の活性化です。
唯一の違いは、音楽だけなのか、それとももっと広領域の音すべてを使いかどうかの違いだけです。
従って、サウンドセラピー(音療法)と音楽療法(ミュージックセラピー)は、同義語です。
● サウンドセラピーは、音楽療法の進化したものです。
当店のものは、正確にはサウンドセラピーです。
● 音楽の選択にお困りの方は、ご相談ください。
担当:一般健康管理士指導員 森田 洋
updated on 1/15/2020
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